ENEOSのロゴマーク=東京都内

 三菱商事とENEOS(エネオス)は5日、配送事業者にガソリンスタンドを物流拠点として活用してもらう事業を始めると発表した。スタンドを荷物の一時的な保管場所とし、配送先までの距離を縮めることで物流を効率化する狙い。2023年度から東京や埼玉、千葉、神奈川の1都3県で実証実験を行い、26年度からの全国展開を目指す。

 エネオスは全国で1万2千カ所超のスタンドを展開。両社はスタンドは車の出入りを前提に設計され、物流拠点に適していると判断した。スタンドで荷物を中継すれば、大型倉庫から直接配送するよりも走行距離が短くなり、ドライバーの負担軽減などにつながるという。

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