向翔一郎

 ALSOKは5日、柔道男子90キロ級で東京五輪代表の向翔一郎(26)が昨年12月31日付で退社したと発表した。本人によると、2024年パリ五輪に向け、環境を変えて心機一転を図ることが理由。今月から建築床工事などを手がけるトーシン工業(東京都板橋区)に所属しているという。

 富山県出身の向は担ぎ技を軸に活躍。東京五輪は混合団体で日本の銀メダルに貢献し、19年世界選手権は2位に入った。五輪後は成績が振るわず、代表争いで苦しい立場だが「新たな挑戦として、違う環境で残りの柔道人生を送りたかった。パリ五輪代表へ、1%でも望みがある限り諦めない」と語った。

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