【北京共同】中国を公式訪問したフィリピンのマルコス大統領は4日、北京の人民大会堂で習近平国家主席と会談した。中国の軍事活動で緊張が高まる南シナ海を巡り、石油・天然ガスの共同探査・開発に向けた交渉を再開する意向をそれぞれ表明した。
フィリピン大統領府によると、南シナ海での誤算や誤解による衝突を避けるため、外交当局間で直接対話の枠組みを創設する合意や、巨大経済圏構想「一帯一路」に関する覚書など計14の合意文書も交わした。中国外務省によると、両首脳は「友好的な協議を通じて海上問題に対処する」考えで一致した。
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