富山県舟橋村議会は26日、臨時会本会議を開き、職員によるパワハラを長年見過ごし、村を混乱させたとして、古越邦男村長(69)に対する2度目の不信任決議案を全会一致で可決し、古越村長は自動失職した。
県内の首長が不信任決議で失職するのは、記録の残る1974年以降、初めて。50日以内に村長選が行われる。
不信任案は竹島貴行氏(71)=6期=が森弘秋氏(79)=4期=、加藤智惠子氏(69)=2期=、古川元規氏(43)=同=の賛同を得て提出した。
竹島氏は提出議案説明で「(古越村長は)村政および村民を混乱させ、誤りを正すことなく、全国への舟橋村のイメージを大きく損ねた。村政において責任を執るべき人が責任を執るという当たり前の状態を取り戻す」と述べた。
採決は起立方式で行われ、村議全7氏が不信任案に賛成した。
村議会は9月16日、古越村長への不信任案を全会一致で可決した。村長は辞職せず、議会を即日解散。10月18日告示の村議選で7氏が無投票当選した。
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