ドラフト会議で指名を受けた金沢学院大の松井(左)、長谷川両投手=昨年10月、同大

 プロ野球ドラフト会議が20日に行われる。石川県関係のプロ志望届提出者では高校通算53本塁打の航空石川高・内藤鵬(ほう)内野手(愛知県出身)らの指名に期待が高まっている。

 近年のドラフト会議では、県内からどんな選手が指名を受け、プロへの切符をつかんだのか。2002年から21年までの過去20年間を振り返る。

2017~21年のドラフト指名選手

 2021年は金沢学院大のエース右腕・松井友飛(ともたか)投手=穴水高OB=が楽天5位、左腕の長谷川威展(たけひろ)投手が日本ハム6位で指名を受けた。同大の在学生が本指名を受けたのは1996年の創部以来、初めてだった。

 19年は夏の甲子園で準優勝した星稜高の奥川恭伸投手、山瀬慎之助捕手のバッテリーが指名された。県内の高校から複数選手が同時指名されるのは初めてで、特に奥川投手の指名は3球団の1位競合、抽選で大きな注目の的に。20年には後輩の内山壮真捕手もヤクルト3位でプロ入りを決めた。

2012~16年のドラフト指名選手

 16年は能美市出身の京田陽太内野手(日大)、加賀市出身の山﨑颯一郎投手(敦賀気比高)ら史上最多の6選手が指名を受けた。14年には星稜高の岩下大輝投手がロッテ3位でプロの世界へ。11年には甲子園を沸かせた楽天2位の釜田佳直投手(金沢高)や、同6位の島内宏明外野手(明大、星稜高OB)ら4人が夢をつかみ取った。

2007~11年のドラフト指名選手

 2000年代までさかのぼると、06年の大学生・社会人ドラフトで遊学館高OBの小嶋達也投手(大阪ガス)が阪神から希望入団枠で、05年の高校生ドラフトで同高の鈴木将光外野手が広島1位でそれぞれ指名されている。

2002~06年のドラフト指名選手
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