発症から7日間療養 
 無症状は検査で陰性を確認すれば、5日間の療養
 (検査をしない場合は従来通り7日間の療養) 
 濃厚接触は5日間 
 陰性証明は不要

 陽性と診断された場合、医療機関から保健所(富山は厚生センター)へ届け出が提出される。感染者には、保健所から携帯電話のショートメッセージもしくは電話で連絡が入る。

 無症状や軽症なら原則、自宅待機となる。重症化リスクのある高齢者や、基礎疾患がある人などは詳細な聞き取りを行い、療養先が決まる。

 9月7日から、療養期間が短縮となった。

 自宅療養の場合、感染して発症した日を0日とし、7日間経過し、かつ症状が治まった後に24時間経過した時点で療養が終わる。ただ、一度症状がなくなった後、再度症状が出た場合は、症状が治まった後にさらに3日間の療養が必要となる。

 無症状の人は検査で陰性を確認すれば、検体採取日から5日間経過した時点で療養が終了する。検査をしない場合、従来通り7日間の療養となる。最初の受診時に症状がなくても、療養中に後から症状が出た場合は症状がある人と同じ基準になる。

 また、症状軽快から24時間経過しているか無症状の場合は、必要最低限の買い物に限定して感染者の外出が可能となる。

 症状の有無に関わらず、決められた時間が過ぎれば、検査で陰性を確認しなくても、通常の生活に戻れる。職場復帰などの際に陰性証明などの提出は要らない。

 濃厚接触者は原則、患者と最後に接触があった日の翌日から5日間の自宅待機と健康観察が求められる。2、3日目の自主検査で陰性の場合、3日目から待機が解除される。

 政府は療養期間を短縮すれば一定程度人にうつすリスクが残るため、症状がある人は10日間、無症状者の場合は7日間は、高齢者ら重症化リスクのある人との接触や感染リスクの高い行動は控えるなど、自主的な感染予防を念のため徹底するよう呼びかけている。

 

【感染者ルポ①】直接感染 金沢市内の50代男性
【感染者ルポ②】濃厚接触感染 金沢市内の40代男性

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