石川県は10日、新たに2147人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの新規感染者は4日の1831人を上回り、過去最多を更新した。感染力が強いとされるオミクロン株の変異株「BA.2.75」1件が県内で初めて確認された。
新規感染者のうち、福祉施設64例目のクラスター(感染者集団)関係が22人、経路不明が1765人。中等症18人、軽症1987人、無症状141人だった。10日午前10時までに、3874件の検査結果が報告された。
県によると、オミクロン株の変異株「BA.2.75」は、県が7月下旬に公表した白山市内の50代男性の検体をゲノム解析した結果、確認された。
病床使用率は49・4%に下がり、実際に運用している病床(413床)で計算すると60・3%となった。週の新規感染者は1万868人、経路不明者は8727人にそれぞれ増加。重症病床使用率は2・4%(1床)に上がった。
自宅療養者は前日より1354人減って1万1689人、入院・宿泊療養予定者は1455人増えて2146人となった。2047人が退院し、療養中は1万4254人に増えた。
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