石川県は15日、新たに704人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。13日発表の709人に次ぐ多さで、前週同曜日と比べ429人多い。同日までの変異株のゲノム解析の結果、県内で初めて4件が感染力が強いとされるオミクロン株の派生型「BA.5」と判明したと明らかにした。県内の感染者は累計で6万5023人となった。
新規感染者は、福祉施設63例目のクラスター(感染者集団)関係で2人、青和病院(金沢市)のクラスター関係で7人、濃厚接触・接触者が165人で、残り530人の感染経路は分かっていない。15日午前10時までに、5005件の検査結果が報告された。
症状別では、中等症7人、軽症662人、無症状35人だった。年齢別では、10歳未満が130人と最も多く、30代の127人、40代の125人、10代の107人などと続いた。市町別では金沢市382人、白山市57人、小松、野々市市が各36人などとなった。
県のモニタリング指標では、病床使用率が15・1%(76床)、週当たりの新規感染者が3315人、経路不明者は2579人にそれぞれ悪化した。重症病床使用率は2・4%と前日から変化がなかった。
宿泊療養は73人、施設などの入所は6人、自宅療養は2409人、入院・宿泊療養予定は1275人となった。191人が退院した。
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