富山県の新田八朗知事は6日の定例会見で今月2~5日の新型コロナウイルスの新規感染者数が前週比約1・7倍の470人に増えたとして、県民に感染再拡大への注意を呼び掛けた。エアコンをつけていても定期的に換気することなどを求めている。

 新田知事は年代別で10歳未満の感染が多く、保育所や小学校から家庭内感染するケースもよく見られると指摘した。今後の注意事項としては新たな派生型「BA・5」などの変異株への置き換わりや、若い世代のワクチン接種率が低いことを挙げた。今月の3連休や夏休み期間に入ると、人出が増えることも懸念材料になるとした。

 その上で定期的な換気のほか、飲食時の感染対策や感染に不安を感じる人は無料検査を活用することなどを県民に要請した。

  ●5~11歳ワクチン2回目接種率22%

 県内の5~11歳のワクチン接種率は3日時点で1回目が23・2%、2回目が22・1%。全国平均(1回目18・6%、2回目17・1%)を上回っているが、知事は「決して高いとは言えず、まだまだ伸ばさなければならない。保護者への啓発が大切だ」と述べた。

  ●児童の用水転落受け知事「対策に生かす」

 新田知事は5日に富山市内で児童が用水に転落したことについて「これまでは高齢者が落ちるケースが多く、高齢者を想定していろんな対策を打ってきた。お子さんもあり得るということであり、今後の対策に生かしたい」と述べた。

 県内では農業用水路の転落死亡事故が多く起きており、県はハード、ソフト面で対策を進めている。知事は今回の転落に関し「詳細な現場の状況を把握しておらず、的確には答えられない」とした上で「さまざまな形で注意喚起をして危険につながるケースをなるべく減らしたい」と語った。

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