石川をイメージした楽曲を制作する高井城治さん(左)と小綾さん=かほく市高松

  ●高井さん、8月披露 

 人気グループ「EXILE(エグザイル)」らのギター伴奏やボイストレーニングを担当した高井城治(じょうじ)さん(43)、小綾(さや)さん(42)夫婦が、移住先のかほく市高松で石川生活に着想を得た曲を制作している。コロナ禍を機に移り住んで1年余り、豊かな自然に感銘を受け、「当たり前の日常に幸せは隠れている」との思いを込めた。8月までに曲を仕上げ、四季の移ろいが感じられる地域の魅力を発信する。

 城治さんは金沢市出身のギタリストで、CD音源用伴奏を務めている。これまでに音楽グループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の曲「HELLO! HALO!」「涙」などを担当した。

 小綾さんは2008~13年、EXILEの所属する芸能事務所「LDH JAPAN」でボーカルコーチを務め、その後は「堀江小綾」としてシンガー・ソングライターやボイストレーニングの講師をしている。

  ●コロナ禍きっかけ

 横浜市に住んでいた夫婦はコロナ禍の影響で音楽スタジオへ行けなくなり、自宅で収録や声の指導を行うようになった。在宅ワークなら関東で生活する必要は無いことに気付き、京都市出身の小綾さんの「海の近くに住みたい」という夢をかなえるため、昨年4月にかほく市に移った。

 おいしい海産物や四季折々の街並み、住民との付き合いを通じ、曲の引き出しが増えたという城治さんは「一つ一つに新たな気付きがある。人生が豊かになった」と語る。夫婦はこの体験を大勢に伝えるために曲を作ることにした。

  ●高松の夕日に着想

 高松海岸で沈む夕日を眺めながら思い付いたという新曲は、13年ぶりに夫婦でユニットを組み、城治さんのアコースティックギター伴奏に小綾さんの歌を合わせる。石川の海や山、穏やかな生活をイメージした落ち着いた曲調で、「日常の風景や自然をじっくりと感じられることが何よりも幸せ」との思いを歌詞で表現する。

 曲は8月中旬、インターネットで配信する。同6日に、かほく市屋内こども施設「かほっくる」で開催する2人の県内初ライブでも披露する計画だ。能登島の自然がお気に入りという小綾さんは「石川には『音楽のもと』となる自然や体験があふれている。それを曲に乗せて伝えたい」と話した。

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