●感染レベル引き下げ決定

 石川県は30日、県立学校に対し、体育の授業や運動部活動、登下校時などにマスクを外すよう指導することを決めた。熱中症の防止が目的で国の通知に基づいた措置となる。県内の感染状況を示す総合判断を、レベル2・感染拡大注意報に引き下げることも決定。県庁で開いた新型コロナウイルス対策本部会議で馳浩知事は「熱中症リスクに配慮し、適切にマスクを外してほしい」と呼び掛けた。

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  ●部活制限を解除

 県内は28日に観測史上最も早く梅雨が明け、連日真夏日が続いている。県は感染状況を考慮した上で、熱中症リスクをできる限り抑えるため「脱マスク」を決めた。県教委はすでに県立学校や市町教委に通知、マスク着用を希望する児童生徒には配慮することも求めた。

 部活動の合宿、宿泊を伴う練習試合も1日から制限を解除する。

  ●運用病床は縮小

 総合判断の引き下げに伴い、実際に運用する新型コロナ患者用の病床を現在の410床から269床に縮小する。最大確保病床は503床に2床増やした。

 永松聡一郎健康福祉部長は、4月の感染者を調べたところ、ワクチンを3回接種した人の感染リスクは、未接種、2回接種の4分の1~5分の1に下がったと報告した。無症状者を対象とする無料検査、福祉施設職員らに行う一斉検査は、いずれも6月末の期限を7月末まで延長した。

 馳知事は会議後、総合判断を引き下げた理由について「数値を見て判断した」と説明し、感染対策と熱中症対策の両立を求めた。

  ●県内144人が感染、累計は6万人に(6月30日発表)

 県は30日、144人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。累計は6万111人で、6万人を超えた。県モニタリング指標では週の新規感染者が738人、経路不明者が512人とそれぞれ改善した。

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