新幹線の遅れを知らせるモニターを確認する利用者=27日午前10時40分、金沢駅

 27日午前8時57分ごろ、北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅で、東京発金沢行きの「はくたか551号」が故障し、全てのドアが開かなくなった。安全点検のため、長野-富山駅間の下り線で一時運転を見合わせた。この列車の運転を取りやめたほか、後続のかがやきと、はくたかの計3本に最大1時間13分の遅れが生じ、約1110人に影響した。

 JR西日本金沢支社によると、車両のドアを一斉に開けるシステムが故障したとみられる。ドアを手動で開けて乗客約150人を降ろし、乗客は後続の列車に乗り換えた。午前10時21分に運転を再開した。

 金沢駅では、列車の遅れで旅行の計画が狂った観光客らの姿が見られた。

 博多旅行へ行くという本庶邦之さん(85)=富山市=は、富山駅から乗車予定だった新幹線が遅れ、金沢から新大阪へ向かう特急の乗り換えに間に合わなかった。本庶さんは「急いで別の切符の手続きをする。いつ動くだろうかと心配だった」と話した。

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