期日前投票に訪れた市民=23日午前8時50分、珠洲市役所

 参院選の期日前投票は23日、石川県内の各市役所や町役場などで始まった。19日の震度6弱など地震が連日観測されている珠洲市では、市民が次の揺れを警戒して早めの一票を投じた。

 珠洲市役所には、午前8時半の投票開始から市民が断続的に訪れた。一番初めに投票を済ませた70代女性は「揺れが続いており、行けるときに来た。足が悪いので公共交通を十分に整備してほしい」と要望。狼煙(のろし)町の杉瀧昭三さん(94)は「毎日起きる地震の原因が知りたい。国に調査を働き掛けられる人に議員になってほしい」と語った。

 市内では28日~7月1日に、バスを使った移動式期日前投票所を市内11カ所に設ける。市選管の担当者は「選挙関連の事務に地震の影響はない。市民が安心して投票できるようにしたい」と話した。

 県内で最も常設の期日前投票所が多い金沢市内の12会場では、正午時点で961人が投票を済ませ、2019年の前回選から44人減った。

 県内の期日前投票所は、バスなどの車両による移動投票所を増設したため、4月の参院補選に比べ25カ所多い134カ所となっている。初日は46カ所に設けられた。

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