全国大会へ出場する鈴木君(左)と紺藤君(左から2人目)、池野さん(右)=金沢市金石味噌屋町の正林寺

●金石町小・鈴木君、長坂台小・紺藤君、泉中・池野さん

 金沢市金石味噌屋町の真宗大谷派正林寺で開かれている子ども将棋教室に通う小中学生3人が、7~8月に開催される全国大会に県代表として出場する。教室では、北國新聞夕刊で観戦記を執筆するアマチュア強豪の鈴木英春さん(72)=畝田西4丁目=や副住職の池﨑朋樹さん(43)が指導に当たっている。めきめきと実力を伸ばした若きホープたちは、初めての大舞台に闘志を燃やしている。

 全国大会に出場するのは金石町小3年の鈴木和空(わく)君(8)と長坂台小6年の紺藤志龍君(11)、泉中2年の池野観真さん(13)。鈴木君は8月6日の「全国小学生倉敷王将戦」(岡山県倉敷市)、紺藤君は7月下旬の「小・中学校将棋団体戦」(東京都)、池野さんは8月3、4日の「全国中学生選抜将棋選手権大会」(山形県天童市)への出場権をそれぞれ勝ち取った。

 教室は、池﨑さんが、将棋の師匠である鈴木さんに依頼し、2020年7月に開設した。月2回開かれており、現在は小中学生9人が通っている。

 3人は良きライバルとして、他の将棋教室にも通い、切磋琢磨(せっさたくま)してきた。池﨑さんは「3人ともすごい早さで上達している。入ってきた時は私と同じくらいの棋力だったが、今では全然歯が立たない」と成長ぶりをたたえる。

 鈴木君は「一つでも多く勝ち、少しでも長く将棋を楽しみたい」、紺藤君は「勝ち負け以上に、全国の子と交流できる貴重な経験を大事にしたい」、池野さんは「緊張せずに本来の力を出し切りたい」とそれぞれ抱負を語った。

 同じ将棋教室から3人がそろって全国大会に出場する快挙に、鈴木さんは「本当にうれしい。県内の将棋界を一層盛り上げていきたい」と意気込む。池﨑さんは「硬くならずに、伸び伸びと自分らしい将棋を指してほしい」と期待した。

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