仲代さんら出演者が迫真の演技を繰り広げた「いのちぼうにふろう物語」=2004年、七尾市の能登演劇堂

 ●役者70周年記念 9~10月の舞台向け

 俳優仲代達矢さんは30日、七尾市の能登演劇堂で、主宰する劇団「無名塾」が9~10月に上演する舞台「いのちぼうにふろう物語」(北國新聞社後援)の記者発表に臨む。能登に演劇の種をまいた名優を身近に感じてもらおうと初めて、一般客を招待するスタイルで行う。亡き妻隆巴(りゅうともえ)さんが脚本を手掛け「役者70周年記念作品」に位置づける同舞台に向け、仲代さんが熱い思いを語る。

 記者発表は舞台セットの前で行われる。仲代さんの舞台上の姿だけでなく、報道関係者とのやりとりを公開し、身近に感じてもらおうと演劇堂が企画した。

 仲代さんが能登の雰囲気を気に入り、旧中島町で無名塾の合宿を始めたのが1985年。その後、仲代さんが監修した演劇堂が95年に完成し、七尾とは深いつながりがある。

 「いのちぼうにふろう物語」は山本周五郎の原作「深川安楽亭」を基にした人情時代劇。9月4日~10月10日に全30回の公演を予定する。演劇堂では過去に1997年と2004年に上演されている。

 今回は09年の「マクベス」に続く2回目の能登限定公演となる。23年秋に石川県内で開催される国民文化祭(いしかわ百万石文化祭)に向けた七尾市独自のプレイベントとなる。

 記者発表には仲代さんのほか、無名塾の小宮久美子さん、演出を担当する林清人さんも出席する。一般参加は先着50人まで。入場無料。問い合わせは能登演劇堂まで。

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