千里浜なぎさドライブウェイを疾走して続々とゴールする全国のライダー=羽咋市千里浜海岸

バイクスタンド板を提供する宝達志水町関係者。オムライスや宝達葛もちも振る舞った=同町今浜

 太平洋側から羽咋市千里浜海岸を目指すバイクイベント「サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー(SSTR)」(北國新聞社後援)は21日、9日間の日程で開幕した。初日はバイク約3700台が全国から集結し、住民らのもてなしを受けてゴールの喜びに浸った。羽咋周辺のホテルや民宿は参加者で満室となり、節目となる10回大会の「ライダー特需」に沸いた。

 47都道府県から参加したライダーは、日の出とともに太平洋側や瀬戸内海の沿岸部を出発し、指定された道の駅、高速道路のサービスエリアに立ち寄りながら千里浜を目指した。

 千里浜なぎさドライブウェイの玄関口がある宝達志水町では、町や宝達志水関東ふるさと会などでつくる応援実行委員会がブースを開設。特産の宝達葛(くず)の餅やオムライスを無料配布し、ライダーが砂浜でバイクスタンドを立てやすいように板を貸し出した。2年連続参加の横浜市の馬場栄さん(54)は「もてなしがうれしい。地元のおいしいものを食べたい」と話した。

 羽咋市の能登千里浜レストハウス近くには高さ4メートルのゴールゲートが設けられ、日没前はライトをつけたバイクが長い列をつくった。歓迎イベントでは住民らによる太鼓が披露され、岸博一羽咋市長、寳達典久宝達志水町長らがあいさつした。千里浜町の女性らは貝汁を振る舞った。夫婦で2度目の出走となった東京の堅田英次さん(46)と愛さん(45)は「曇り空で夕日はお預けだったけど砂浜を走れて気持ち良かった」と話した。

 羽咋市と宝達志水町の宿泊施設はライダーで満室状態となっている。宝達志水町では不足する宿泊先を確保しようと、住民らが9カ所で宿泊を受け入れ、21日と28日の2日間で約100人が宿泊する。

 SSTRはオートバイ冒険家の風間深志さんが企画する国内最大級のバイクイベント。大会は29日までで、28日も歓迎イベントがある。22~27日は好きな日程で走行する形式となる。10月上旬には小規模な大会も予定され、計1万台が参加する。

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