石川県は21日、475人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週の同じ曜日と比べ24人少ない。新たに会食関係でクラスター(感染者集団)の発生を確認した。県のモニタリング指標は全項目が改善した。

 クラスターが発生した会食では、金沢市、小松市の10、20代男女17人が陽性と判明した。いずれも19、20日に感染が公表された。

 新規感染者のうち経路不明は348人で、70代、90歳以上の2人が中等症。年代別では10歳未満が92人と最多で、30、40代がそれぞれ80人と続いた。クラスターが確認されている県立こころの病院(かほく市)で2人、福祉施設で1人の陽性が分かった。21日午前10時までに1285件を検査した。

 病床使用率は14・8%(74床)、重症病床使用率は2・4%(1床)に下がった。1週間の新規感染者と経路不明者もそれぞれ3441人、2594人に減少した。568人が退院した。県内の感染者は累計で5万2357人となった。

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