ひみ岸壁市場で提供される「氷見ちらし定食」

内見会で試食する関係者=氷見市漁業文化交流センター

●団体対応、滞在長く 修学旅行利用見込み

 氷見市漁業文化交流センターに20日、氷見漁港で取れた新鮮な魚を使った定食などを味わえる飲食スペースがオープンする。修学旅行など団体の利用を見据え、氷見の魚食文化を味覚で堪能できるおもてなしを拡充させた。観光客の市内滞在時間の延長にもつなげたい考えだ。

  ●朝取れの「海鮮定食」提供

 飲食スペースは「ひみ岸壁市場」と名付けられた。センターそばの氷見漁港で揚がった朝取れの刺し身7、8種類をご飯に載せた「氷見ちらし定食」や「氷見漬けちらし定食」をはじめ、煮干しラーメンや氷見うどんなどを提供し、テークアウトにも対応する。

 飲食スペースの設置は、氷見漁港や中心市街地と連動し、県内外からの観光客の滞在を促そうと、センターを指定管理する市観光協会が昨年から準備を進めてきた。飲食業者はプロポーザル方式で募集し、釣屋水産食品(同市)に委託した。

 ガラス越しに氷見沖を望むスペースにテーブルと座敷計92席を設け、修学旅行などの団体客も受け入れられる態勢を整えた。

 センターは、日本農業遺産「氷見の持続可能な定置網漁業」の展示が充実し、AR(拡張現実)などを駆使して定置網漁が学べる。富山湾マリン(同市)が運航する氷見沖クルージング遊覧船「若潮」の発着場所で、サイクルツーリズムの拠点にもなっている。

 市観光協会の松原勝久会長は「きときとの氷見の魚を見て食べて体験して感じられる施設になった。人出が回復傾向にある中でにぎわい創出につなげたい」と話した。

 19日は内見会が開かれ、市や市観光協会の関係者ら約20人が試食した。林正之市長は「朝取れならではの新鮮さで、おいしかった。氷見の魚食文化の発信に期待したい」と話した。

無断転載・複製を禁じます