曹洞宗大乘寺山主の東隆眞(あずま・りゅうしん)氏は17日午後2時36分、肺炎のため、金沢市の金沢医療センターで死去した。86歳。大夜は22日午後6時から、密葬は23日午前10時から、いずれも同市長坂町の自坊で。一般弔問は受け付けず、関係者のみで営む。喪主は遺弟(ゆいてい)で長男の真人(しんにん)氏。

 東氏は京都に生まれ、1953年に得度。62年、駒澤大大学院を修了後、駒沢学園で教員を務める傍ら宗学の研究を深め、87年に文学博士、95年に駒澤女子大学長に就いた。

 2002年に同大名誉教授となり、金沢市の大乘寺七十二世山主に就任。03年に曹洞宗師家、06年に権大教正となる。08年、大乘寺開山の徹通義介(てっつうぎかい)禅師七百回御遠忌を修行した。

 13年、大乘寺に「世界禅センター」を開設し、外国人に禅の本質を伝えた。16年には白山開山1300年に合わせ霊水「大乘寺御仏供水(おぼくすい)」の献上を復活。その成果をまとめた著書「『大乘寺御佛供水』は『白山水』の源流か」(北國新聞社)を刊行した。

 北國新聞朝刊で16~19年、「道を聴く」「みちしるべ」を連載した。山主就任15周年には著書「この道をゆく」(北國新聞社)を刊行。今年は就任20周年の節目だった。

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