神事で交換するウソの土人形を準備する武田宮司=富山市の於保多神社

 ●ウソの土人形交換

 富山市於保多(おおた)町の於保多神社で25日、3年ぶりに「鷽(うそ)替え神事」が執り行われる。参拝者が野鳥「ウソ」をかたどった土人形を交換し、これまでの災いを「嘘(うそ)」にして幸運を願う伝統の神事で、新型コロナウイルス感染対策を徹底して行う。

 神事は太宰府天満宮発祥と伝わる。於保多神社では江戸時代末期~明治時代ごろに始まり、2005年にいったん途切れたが、18年、武田邦浩宮司が復活させた。新型コロナ感染防止のため20年は中止、21年は土人形のみを配布して神事は行わなかった。

 一度復活させた神事を定着させたいと、マスク着用や手の消毒を徹底、ウソを交換する際のかけ声「替えましょう」「ウソをまことに替えましょう」は心の中で唱えるなど、感染対策を講じた上で再開を決めた。

 今年は藤紫色のウソ200体を用意し、4月29日から頒布している。人形には番号が書かれ、抽選に当たった人には「金のウソ」など記念品が贈られる。武田宮司は「多くの人に楽しんでいただけたらうれしい」と話した。

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