大勢の入り込み客で混雑する北陸新幹線ホーム=4月29日、JR金沢駅

  ●サンダーバードは3.5倍

 JR西日本金沢支社は9日、ゴールデンウイーク期間(GW、4月28日~5月8日)、北陸新幹線の利用者は前年比約2・7倍の26万人に増加したと発表した。コロナ前の2018年と比べると82%まで回復した。金沢支社によると、新型コロナの行動制限がなく、最大10連休となる日並びの良さも要因で、関西方面を結ぶ特急のサンダーバードは約3・5倍の17万6千人(18年比75%)となった。

 中京方面を結ぶ、しらさぎは約2・5倍の6万9千人(18年比78%)だった。北陸新幹線と在来線特急を合わせると、前年比約3倍の50万5千人となり、2018年比では79%だった。

 期間中の北陸新幹線の一日あたりの平均利用者数は2万4千人で、特急のサンダーバードは1万6千人、しらさぎは6千人だった。いずれも、コロナ禍の2020年以降では、大型連休や年末年始、旧盆を指す「多客期」の中で、今年の年末年始に次いで2番目に多かった。

 帰省客の利用のほか、行動制限がなく、行楽地へ向かう需要が大きく伸びたとみられる。JR西は北陸新幹線「かがやき」の臨時列車を期間中に126本設定し、対応した。

 北陸新幹線で最も乗車率が高かったのは、下りでは29日午前6時28分東京発のはくたか551号で101%、上りでは5日午後1時57分に金沢を出発したはくたか566号で117%だった。

 9日、金沢市の金沢支社で会見した西忠宏新幹線運輸課担当課長は「連休を通して天候も良く、観光客、帰省客ともに多くの利用があった。引き続き需要に応じて臨時列車を設定するなどし、ニーズに応えたい」と話した。

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