元気よく接客に励む門前高野球部員=輪島市門前町の總持寺通り商店街

 コロナ禍で昨年の曹洞(そうとう)宗大本山總持寺の開創700年の記念行事が中止となり、代替イベントとして企画された「皐月(さつき)まつり」(北國新聞後援)が7日、輪島市門前町の總持寺通り商店街で2日間の日程で始まった。多彩なステージや多くの露店でにぎわい、住民らは1年越しの「節目」を祝った。門前高野球部員も「地域の盛り上げに貢献したい」と露店を手伝い、笑顔を振りまいて地元に活力を与えた。

 歩行者天国となった通りには、能登牛の串焼きや町のゆるキャラ「もんちゃん」をモチーフにしたどら焼きなどを販売する約30店が並び、観光客らが飲食や買い物を楽しんだ。ステージでは、地元の輪島高洲太鼓や琴、フルート演奏などが繰り広げられた。

 門前高の野球部員9人は門前地区の活性化に取り組む「禅の里づくり推進協議会」が出店するヨーヨー釣りやスーパーボールすくいなどで接客し、通りに元気な声を響かせた。高橋児依(るい)さん(1年)は「地域の人と何かできるのが門前高の魅力。一緒に町を盛り上げていきたい」と話した。8日は別の部員が参加する。

 皐月まつりを主催する同協議会は、昨年の開創700年の節目を祝う機運を継続し、門前地区の活性化に力を入れている。8日も露店が並び、總持寺祖院では稚児行列が営まれる。

 推進協議会のメンバーで総持寺通り協同組合の能村武文代表理事(64)は「コロナでイベントが相次いで中止になり、去年は寂しかった。今年は皆さんの笑顔がたくさん見られるよう、にぎわう町をつくっていきたい」と話した。

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