ホタルの幼虫とカワニナを竹鼻用水に放流する児童=舟橋村竹鼻

  ●昨年に54匹観測

 舟橋村舟橋小6年生41人は6日、地元の竹鼻用水にゲンジボタルの幼虫約200匹を初めて放した。幼虫は児童が1年前に用水で採集した成虫の卵をかえして育てた。同校では2016年からホタルの生息に適した環境づくりを進めてきており、昨年には50匹以上を確認。児童らはホタルが飛び交う里になるよう願いを込めた。

 同校では、総合的な学習の一環で、2016年に竹鼻用水の泥を取り除くなどの水質改善を進め、2017年にホタルが出現してからは、生息に適した環境づくりに取り組んできた。

 ホタル生息調査もしており、1日の最多観測数は19年が1匹、20年は3匹だったが、21年は54匹を確認できた。

 このため、さらにホタルを増やしたいと、昨年6月に自分たちで幼虫を育てることを計画。成虫を10匹ほど捕獲し、校内の水槽で卵から飼育を始めた。近くの湧き水をくみに行ったり、用水に幼虫のえさとなる巻き貝のカワニナを採集しに行ったりし、200匹が体長5~20ミリほどの幼虫に育った。

 6日は、用水沿いにある竹鼻リバーサイド公園で、放流式が行われ、児童は「元気でね」「がんばれ」などと声を掛けながら、幼虫とカワニナを放した。

 加藤大誠君は「生き残って竹鼻用水を輝かせてほしい」と笑顔を見せ、湯浅楓花さんは「最初はいやだったけど、愛着がわいた。少しさみしい」と話した。

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