ショウブの入ったわら束で地面をたたく子ども=滑川市赤浜

 滑川市無形民俗文化財の「赤浜のショーブツ」は4日、赤浜地区で行われ、子どもが家々を訪れ、ショウブの入った長さ約70センチのわら束で地面をたたき、豊作や無病息災を願った。

 ショーブツは「菖蒲(しょうぶ)打つ」に由来し、江戸時代から続くとされる。田植え時期にショウブの葉を芯に荒縄を巻いた棒を手にした子どもが、病害虫やモグラを追い払う意味を込めて地面をたたく。かつては県内各地で行われたが、現在は赤浜だけに残るという。毎年5月4日に実施されている。

 今年は園児、小学生約30人が参加。午前中に赤浜八幡社でわら棒を作り、午後4時に赤浜公民館を出発した。3班に分かれ、約90軒を回り、各家の玄関先や庭で家人が見守る中、「5月のショーブツ」と声を合わせ、わら棒を地面に打ちつけた。家人からお礼に菓子が贈られた。

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