新調された手取フィッシュランドの観覧車=能美市粟生町

  ●伝統産業発信

 能美市の手取フィッシュランドの観覧車が新調された。従来とはデザインを一新した高さ50メートルの観覧車で、本体やゴンドラは九谷五彩をイメージし、色彩豊かな意匠とした。新たな施設のシンボルとして家族連れやカップルの集客を図るとともに、地域の伝統産業の発信に一役買う。3日から営業を始める。

 新たな観覧車は、大きさはそのままだが、20台あるゴンドラと本体については職員から意見を聞き、伝統産業である九谷焼の色彩をイメージした。ゴンドラと回転体の取り付け部分は赤、外柱部分は黄、柱は緑と紫、土台は紺青をそれぞれ基調とした。

 地上50メートルから手取川や周辺の田園風景の眺望が楽しめるほか、ゴンドラは20台のうち2台を天井と足元をシースルーにしたスケルトン型を採用し、スリルを味わえるようにした。

 従来の観覧車は1989(平成元)年2月に建てられ、主力遊具の一つとして人気を集めていた。老朽化に伴って一部機材に不具合が見つかり、昨年6月に運休した。

 修繕に合わせて更新することにし、昨年12月から本体部分の解体工事やゴンドラの撤去作業に着手。今年に入ってから、新たな観覧車の設置作業が進められてきた。

 観覧車は既に安全点検や試運転を終えており、行楽期の集客増に結び付けるため、新たなシンボルとして活用する。

 施設を運営する手取観光遊園地事業部の不破功文部長は「地元ならではの色鮮やかなデザインに仕上がった。天候にあまり左右されない遊具として、多くの利用客を呼び込みたい」と話した。

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