オペラの名曲で聴衆を魅了した出演者=高岡市生涯学習センターホール

 大型連休序盤の1日、富山県内は気圧の谷の影響で雨に見舞われ、多くの家族連れらが屋内施設で休日を満喫した。高岡市生涯学習センターでは「風と緑の楽都音楽祭2022 TAKAOKA春の音楽祭」(富山新聞社共催)が最終日を迎え、大勢のファンが豊かなチェロとピアノの調べ、歌声に酔いしれた。魚津市の魚津水族館は午前中に一時混雑し、駐車場には県外ナンバーも目立った。

 「TAKAOKA春の音楽祭」を締めくくる「宮田大チェロコンサート」では、「ロマンの調べ」の音楽祭テーマにちなみ、日本を代表するチェロ奏者の宮田さんがテノール歌手の大田翔さん、ピアノ奏者の西尾真実さんとオペラの名曲など7曲を披露し、聴衆の心を揺さぶった。

 チェロの音域は人間の声に近く、オペラ「カルメン」のセギディーリャ、「サムソンとデリラ」の「あなたの声に私の心は開く」では、男性を誘惑する女性の歌を宮田さんがチェロの旋律で巧みに表現。大田さんの深みのある歌声と重ねてオペラの新たな魅力を届けた。アンコールでは「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」を伸びやかに響かせた。

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