まちなかを練る大行燈=南砺市福野

 南砺市の福野夜高祭(よたかまつり)は1日始まり、3年ぶりに全7町の大行燈(あんどん)7基が、夜のまちなかで輝きを放ちながら勇壮に練り回った。新型コロナウイルス対策で観光誘客は行わなかったものの、福野のまちに若衆の掛け声や太鼓の音色が響き、待望の祭りを堪能する住民の熱気に包まれた。

 新町、御蔵町、浦町、辰巳町、横町と、当番裁許である上町と七津屋の大行燈が通称「銀行四ツ角」に集まり、順に近くの福野神明社に参拝して、まちに繰り出した。

 夜高太鼓が打ち鳴らされる中、法被姿の若衆が「ヨイヤーサー」の掛け声と拍子木の音に合わせて巡行。子どもたちによる中小の行燈13基も元気に練った。

 福野夜高祭は、江戸時代に大火からの復興を願って伊勢神宮の神を迎えた際、氏子が行燈を持っていたことが起源と伝わる。日本ユネスコ協会連盟の「プロジェクト未来遺産」に登録されている。

 2日も行燈の練り回しが行われる。祭り関係者によると、同日深夜に大行燈を壊し合う「引き合い」は、行われるかどうか流動的な状況となっている。

無断転載・複製を禁じます