OEK祝祭管弦楽団の演奏に合わせ、妖精のように幻想的に舞う北野さん=金沢市の石川県立音楽堂

  ●バレエ・北野さん舞う

 「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2022」(北國新聞社特別協力)は29日、石川、富山、福井の3県で同時に開幕を祝うファンファーレが高らかに響き、待ちわびたファンがクラシックの祭典に胸を高鳴らせた。金沢市の石川県立音楽堂ではオープニングコンサートが開かれ、聴衆が華麗なロマンの調べに浸った。

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 ファンファーレは、県立音楽堂交流ホール、金沢港クルーズターミナル、富山県美術館、JR高岡駅と福井駅の5会場で行われた。

 オープニングコンサートには、指揮者の田中祐子さん率いるオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の祝祭管弦楽団と本公演に登場する国内外のソリストが出演し、ロマン派の珠玉の名曲を華やかに演奏した。

 管弦楽、歌曲、ピアノ演奏に続き、北國新聞文化センター・金沢シティバレエ団専任講師の北野友里夏さんが、ショパンの前奏曲の調べに合わせ、森の妖精が舞う幻想的な世界を表現。耳で聴き、見て楽しむクラシック鑑賞に来場者が喝采を送った。ウィーンフィル首席のバイオリン奏者クリストフ・コンツさんはクライスラーの「美しきロスマリン」を弾き振りした。ピアニストの金子三勇士(みゆじ)さんはトロイメライを独奏した。

 コンサート前の式典では、実行委員会の池辺晋一郎会長が「生の音楽の感動、美しさを十分に味わってほしい」と呼び掛けた。馳浩知事、村山卓金沢市長があいさつした。

 音楽祭は28日に開幕し、本公演は5月3日からの3日間。5日までの期間中、有料・無料の約160公演が行われる。

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