駐車場に臨時休業の看板が掲げられた第7ギョーザの店=20日、金沢市もりの里1丁目

  ●最大週3日休み

 金沢市のご当地グルメとして人気がある「第7ギョーザの店」が、人手不足のため、最大週3日の休業を強いられている。ギョーザ作りの主力だった留学生の家族が新型コロナによる入国規制で来られず、生産が追いつかなくなった。客足が戻ったところの臨時休業続きに、従業員は苦渋の表情を浮かべながら「待ってくれる人のために早く元に戻したい」と、フル回転でギョーザを包んでいる。

 金沢市もりの里1丁目の第7ギョーザの店に今月、臨時休業日とともに、持ち帰り用の冷凍ギョーザの販売休止案内が張り出された。20日、休業と知らずに訪れた、かほく市の女子大学生(21)は「早く普通に営業してほしい」と残念そうに帰って行った。

  ●熟練は1時間500個

 店の元雄有紀社長によると、10人いたギョーザ作りの従業員が3人に減ったのが理由だという。「臨時休業中に、できる人が総出で製造している」と話す。

 これまで、ギョーザ作りは金大などの外国人留学生の家族が主力だった。熟練者は1時間に300~500個を作ることができ、数年たって帰国した後に、次の留学生家族が入れ替わりで従事した。ところが、入国規制が続いてサイクルが崩れ、熟練者の穴を埋めるのが難しくなった。募集してはいるものの、「他の店も同じように募集して、思うように集まらない状況」(元雄社長)だという。

  ●GWは営業見通し

 ゴールデンウイークは午後10時までの営業時間短縮を続けるものの、冷凍ギョーザは販売し、ほぼ通常営業できる見通し。元雄社長は「従業員一同頑張っている。もう少し時間をいただきたい」と頭を下げた。

 自粛ムードが解け、客足が戻ってきたタイミングで営業を元通りに戻す飲食店がある一方、まだ様子見の店もある。金沢市内の洋食店は、テイクアウト需要をつかみ、瓶入りドレッシングの販売が好調のため、ランチ営業だけに絞っている営業時間を変えないという。店の関係者は「夜の営業再開は急がなくてもいいと考えている」と話した。

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