●七尾で合同会議

 5月3~5日に七尾市中心部で行われる国重要無形民俗文化財「青柏祭(せいはくさい)」に向け、市は21日、関係者による運行支援合同会議を開き、新型コロナの感染防止対策の徹底を申し合わせた。露店は約150店が出店する予定で、市はシャトルバスの車内消毒や見物客に3密回避を呼び掛けるなどし、3年ぶりの実施へ厳戒態勢で臨む。

 市役所での運行支援合同会議には青柏祭でか山保存会、市、企業、団体の関係者ら約40人が出席した。青柏祭は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にも登録され、例年10万人以上が訪れることから、中村巧会長は「全員がコロナ対策を徹底し、無事に運行できるよう協力をお願いする」と強調した。

 市は期間中、2ルートで運行するシャトルバス5台について、1往復ごとに座席や手すりの除菌を実施する。市交流推進課の職員は交通規制の巡回に合わせ、マスク着用や密集を避けるよう呼び掛ける。

 市内9カ所の臨時駐車場(計1583台分)や7カ所の仮設トイレなどにアルコール消毒液を配置。広報やホームページ、パンフレットなどで注意喚起する方針で、市担当者は「あらゆる方法で協力を求める」と話した。

 「でか山」運行主体の保存会側は、先導役が拡声器を使うなどして大声を出すことを禁止する。例年、御祓川大通り沿いの泰平橋と長生橋に設置される観客席は取りやめる。引き手は関係者限定で行い、巡行ルートを短縮する。最終日の5月5日は能登食祭市場やJR七尾駅前は通らず、仙対橋や各町周辺のみとする。

 約150店が出店する露店は飛沫(ひまつ)防止のビニールシート、ついたてを設けて営業する。従業員の発熱や、体調不良時には営業を取りやめる。

 各町のでか山の出し物、5月2日の人形宿は次の通り。

 ◇鍛冶町「伽羅先代萩 床下の場」▽荒獅子男之助(山王町・大地主神社山王閣)▽仁木弾正(湊町2丁目・西部集会場)▽正岡(鍜冶町・三村明)

 ◇府中町「義経千本桜川連法眼館の場」▽源義経(府中町・能登食祭市場)▽静御前(同)▽佐藤忠信(府中町・印鑰神社社務所)

 ◇魚町「上杉謙信七尾城入城の場 九月十三夜」▽上杉謙信(寿町・清水真澄)▽鰺坂長真(常磐町・常磐町集会所)▽三条氏・春王丸(馬出町・寄合い処みそぎ)

  ●食祭前で美化活動

 青柏祭を前に、環境日本海サービス公社(七尾市)は21日、能登食祭市場前でボランティア清掃を行った。早朝から社員ら約50人が参加し、ごみ拾いや雑草処理などに汗を流した。

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