能登空港キャンパスでウクライナ避難民を受け入れる見通しを明らかにする梅沢理事長(中央)=輪島市の航空高石川

 ロシア軍侵攻により避難民となったウクライナの高校生支援を表明している日本航空学園(山梨県)は20日、早ければ5月上旬にも輪島市の能登空港キャンパスで20代女性と5人家族の計6人を受け入れると発表した。査証(ビザ)発給などの条件が整い次第、来日する。同学園の梅沢重雄理事長が航空高石川(同市)で記者会見し、明らかにした。

 山梨キャンパスにも1世帯5人が滞在する予定で、ドイツ、英国、スウェーデンに一時避難している3世帯計11人を受け入れる方向で調整している。渡航費や生活費などを支援し、寮に加え、家族の避難者向けに近くの宿泊施設や空き家の活用も想定している。

 いずれも学園側が交流サイト(SNS)で独自に連絡を取ったという。中学生や高校生世代のほか、母国で日本語を教えていた人もいるという。生徒らには無料で日本語を教え、習熟度に応じて航空高石川などで授業も受けてもらう。家族の避難者には就労を後押しする。

 能登空港と山梨、新千歳空港の3キャンパスで計100人程度の受け入れが可能で、石川県や輪島市などの自治体、企業に協力を要請する。

 学園は、月内にもウクライナ隣国のポーランドに職員1人を派遣し、日本への避難、就学、就労を希望するウクライナ避難民向けに、来日ルートの確立などを進める。梅沢理事長は「困っている子どもたちがいる。日本が果たすべき役割は戦争の被災者の救援だ。支援していきたい」と話した。

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