走行可能になったトゥワイクを眺める関係者=石川高専

  ●16日から自動車博物館で展示

 石川高専は日本自動車博物館(小松市)の依頼を受け、ドイツ製の人力と電気のハイブリッド車「TWIKE(トゥワイク)」を修理した。和歌山県の個人から寄贈を受けた車両で、故障したバッテリーを取り換え、15日、同校敷地内で走行テストを実施した。国内で現存する車両は1台とみられ、順調な走行を見せた車両は16日から博物館で展示される。

 修理したトゥワイクは2014年ごろにドイツで生産された。電動自転車と同じ仕組みで動き、2人乗りで、最高時速は85キロ、連続して500キロ走行することができる。タイヤは三輪で、座席にはペダルと速度や方向を制御するスティックが付いており、ブレーキをかけると充電される。

 電気工学科の河合康典准教授がドイツのメーカーからバッテリーを取り寄せ、制御プログラムを更新した。走行テストでは河合准教授とともに高専生がトゥワイクに乗り込み、敷地を周回したり、ペダルを回したりして動作を確認した。

 テストに立ち会った日本自動車博物館の高川秀昭副館長は「素晴らしい。技術の変遷を伝えるとともに駐車場やイベントで走らせたい」と顔をほころばせ、河合准教授は「走る姿を見て安心した。新しい発想の乗り物を多くの人に見てもらいたい」と話した。

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