新たに作製した珠洲の観光動画

地元の名所や食などを掲載した観光ガイド冊子=珠洲市役所

  ●観光ガイド冊子は2万5000部

 新型コロナの収束後を見据え、珠洲市は市内の観光スポットや文化体験ができる場所の情報発信に本腰を入れ始めた。「体験」「食と人」「自然・文化」の3テーマに分けて珠洲の魅力をアピールする動画を作り、4日までに配信を開始した。また観光冊子も新たに作製し、県内外から大勢の人を「最果ての地」に呼び込んで、地元経済の底上げにつなげる。

 動画には、若者カップルが海の見えるカフェでのんびり過ごしたり、座禅体験をしたりする映像が収められている。奥能登塩田村や珠洲焼の工房、禄剛埼(ろっこうさき)灯台をはじめ、「奥能登国際芸術祭2020+(プラス)」(北國新聞社特別協力)のアート作品も紹介している。

 新型コロナの拡大以降、人々の出控えが続いた影響で市内の宿泊、飲食業などは伸び悩んでいる。2017年と21年の芸術祭を契機に珠洲の知名度が上がっている中、市は新たな動画をホームページで閲覧できるようにしたほか、ユーチューブで配信することで、より多くの観光客を珠洲に誘うことにした。

 動画配信と同時に、市は能登牛(うし)や大浜大豆といった珠洲の食、伝統産業などを紹介する観光ガイド冊子を2万5千部作った。

 地元の祭りやアウトドア施設のほか、道の駅や釣りスポットも掲載。持ち運びやすいように、従来のA4判の半分となるA5判にあらためた。市内の観光施設だけでなく、県内の道の駅や都内にも配置して珠洲の魅力をアピールする。

 市担当者は「地元の人たちの暮らしぶりも伝え、ふるさとの良さを売り込みたい」と話した。

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