舞台で演技を披露する庭田さん=昨年11月、金沢市の本多の森ホール(北國新聞文化センター提供)

  ●シティバレエ団で練習

 金沢からタカラジェンヌになる夢に一歩近づいた。30日、宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)が今春入学する第110期生40人を発表し、石川県内から北陸学院中3年の庭田柚花(にわたゆうか)さん(15)=金沢市在住=が合格した。北國新聞文化センター・金沢シティバレエ団で練習を積み、倍率17倍超の難関を突破した庭田さんは、北國新聞社の取材に「うれしさで胸がいっぱい。将来は金沢の先輩が多く所属する星組の舞台に立ちたい」と声を弾ませた。

 宝塚音楽学校によると、石川からの合格者は、星組で活躍する金沢シティバレエ団OGの侑蘭粋(ゆらんすい)さん(金沢市出身、103期生)以来7年ぶり。星組には同じくOGの碧海(あおみ)さりおさん(同、101期生)も所属している。

 庭田さんは4歳の頃から金沢シティバレエ団に入り、小学3年生の時、碧海さんが出演した宝塚の舞台を鑑賞。その華やかさに圧倒され、タカラジェンヌになる夢を追い掛けてきた。

 10年近く指導してきた金沢シティバレエ団の若原容子主任講師は、庭田さんについて「容姿端麗で受け答えもハキハキしており、スター性がある。努力ができる子なので、これからが楽しみ」と期待した。庭田さんが通った北陸学院中の堀岡満喜子校長は「いつも明るく、校内の演劇コンクールでも活躍していた。夢に向かって頑張ってほしい」とエールを送った。

 宝塚音楽学校の今期の受験者数は692人で、倍率は17・3倍だった。入学式は4月16日の予定で、合格者は今後、歌劇団の舞台を目指して2年間の厳しい稽古に励むことになる。

 庭田さんは29日に最終試験を受け、宝塚市内でこの日を迎えた。校舎前で合格発表のホームページを確認し、母の文枝さん(47)と抱き合って喜びを分かち合った。親元を離れて新たな生活が始まるが、「初挑戦で合格でき、驚いている。今から踊りの練習が楽しみ」と飛躍を誓った。

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