運転席から穴水産カキを購入するドライバー=穴水町のあすなろ広場

 コロナ禍で打撃を受ける穴水町特産カキの養殖業者を支援しようと、県漁協穴水支所かき部会は20日、同町のあすなろ広場で、殻付きカキをドライブスルー方式で販売し、にぎわった。町内では5月8日まで「能登半島穴水まいもんまつり冬の陣かきまつり」(北國新聞社共催)が開催されており、この日手応えをつかんだ関係者は「ぜひ穴水に」と来場を呼び掛け、まん延防止等重点措置解除後の巻き返しに躍起となっている。

  ●養殖業者が7200個販売

 部会の養殖業者9軒が参加し、殻付きカキ24個入りの1箱を特別価格の2千円(税込み)で販売した。新鮮なカキを買い求める住民らの列ができ、約300箱(約7200個)が販売された。能登丼事業協同組合がカキやカニ、サザエなど奥能登の食材を用いた能登丼13種類を提供した。

 穴水町では、コロナ禍の影響で、カキ養殖業者は厳しい状況が続く。出荷量が約10万個に上る町の一大イベント「雪中ジャンボかきまつり」(北國新聞社共催)は、2年連続で中止となった。

 町内の飲食店11店がカキのフルコースを提供するかきまつりも、今年は例年に比べて客足が鈍く、まん延防止等重点措置の適用により、団体客の予約キャンセルが相次いだ。

 齋藤義己かき部会長は、20日のイベントが盛況だったことに触れ、「多くの方に購入していただき、ありがたい」と感謝。まん延防止等重点措置解除後は「まだ挽回の機会はある。PRに力を入れ、飲食店に足を運んでもらえるようにしたい」と話した。

無断転載・複製を禁じます