注射器の漂着場所

 大量の注射器が漂着した石川県内の海岸で4日、珠洲、輪島、羽咋、かほく、志賀の5市町で新たに計約1210本の注射器が見つかった。県内では3日までに約40本の漂着が確認されている。包装用の袋にはロシア語の表記があり、住民からは「気味が悪い」との声が上がった。

 各市町や海上保安部によると、これまでに珠洲市で約140本、輪島市で約1020本、志賀町で約60本、羽咋市で約20本、かほく市で10本が見つかった。

 輪島市では市職員が海岸や漁港を巡回し、主に町野町曽々木や門前町剱地などで注射器を発見した。珠洲市では3日も確認された真浦町や高屋町、志賀町では安部屋や赤崎、羽咋市では柴垣海岸で見つかった。

 かほく市中沼の砂浜では、4日午後5時40分ごろ、住民が見つけ、市に連絡した。県内で見つかった注射器はいずれも長さ10~20センチで、針だけや個別に包装されたものもあった。注射器は各市町が回収した。

 注射器の漂着は京都府や兵庫、鳥取、島根の各県でも確認されている。輪島市町野町曽々木の海岸近くに住む堀井利治さん(74)は「なぜ注射器が流れ着くのか不思議だ。針が付いていたら危険で気持ち悪い」と話した。

 各市町や海保は「見つけても触らずに通報してほしい」と呼び掛けている。

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