作製中のサイクリングルートの冊子とE―BIKE=立山町役場

  ●立山町観光協会、4サイクリングルート設定

 立山町観光協会は4月、町内にサイクリングルート4コースを初めて設定する。「霊峰立山が育んだ里山景観と山岳信仰」がテーマで、「自転車のまち」として発信していく。アウトドア用品大手の「モンベル」と共に、自転車で観光地や名物グルメなどを楽しむサイクルツーリズムを推進し、愛好者を呼び込む。

 ルートは町と包括連携協定を結ぶモンベルと設定した。サイクリングやトレッキングを中心とした旅を提案する同社の「ジャパンエコトラック」事業の一環で、全国27カ所目のスポットとして認定された。

 コースは「立山町周遊」(70・6キロ)、「称名滝」(43・4キロ)、「大観峯自然公園」(22キロ)、「立山町ポタリング」(31・2キロ)で、町内約10カ所に誘導標識も設置する。

  ●冊子を5万部作製

 冊子を約5万部作製し、モンベルヴィレッジ立山をはじめ、全国のモンベルの店舗に設置してもらうほか、町内の交流施設、駅、サイクルステーションなどにも置く。ルート検索などの機能が付いたスマートフォン用の公式アプリもあり、快適な自転車旅が楽しめるという。

 冊子ではサイクリングルートのほか、町内の低山登山ルートや立山三山縦走ルート、立山参道ロングトレイルルート、「立山ブランド」に選ばれている名産品なども紹介する。

 協会は2020年10月に電動アシスト付きマウンテンバイク(E―BIKE)6台を導入。グリーンパーク吉峰とまちなかファームの町内2カ所でレンタルしており、富山地方鉄道立山駅周辺で今春にオープンする町観光協会のサテライト案内所にさらに5台を追加する。富山地鉄とは現在、富山駅でもE―BIKEを返却できるよう準備を進めている。

 金尾公詳事務局長は「水田に『逆さ立山』が映るスポットなどもあり、町は自転車で巡るのが面白い。サイクリングルートの発信に力を入れたい」と話した。

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