提灯山車が激しくぶつかり合う「かっちゃ」=2019年5月、高岡市伏木中央町

 ●全町会議で決定

 「けんか山」で知られる高岡市指定無形民俗文化財の伏木曳山祭(ひきやままつり)の第1回全町会議は6日、同市石坂公民館で開かれた。今年の祭りについて、提灯山車(ちょうちんやま)同士をぶつけ合う目玉の「かっちゃ」を含め、3年ぶりに完全な形で運営することを決めた。新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底して実施する。開催日は従来の5月15日から、同月の第3金、土曜に変更となる。今年は5月20、21日に行われる。

 実行委や7町の代表者ら23人が出席して協議した。全町が山車を奉(ほう)曳(び)きすることを申し合わせた。今年は担い手の負担軽減のため、花山車の巡行の出発を約2時間早め、夜の提灯山車で巡行する順路の半分を昼間に回り、かっちゃ開始までに残りの夜の順路を回りきる予定。伏木駅前での餅まきなどのイベントは行わず、休憩時間に充てる。

 山倉での準備や囃子(はやし)の練習、関係者のPCR検査など、昨年と同様に感染防止対策をまとめたマニュアルに沿って実施する。感染拡大状況に応じて観客の人数制限の有無などを決める。

 伏木神社の春季例大祭である伏木曳山祭は、神社奉賛会が昨年、担い手の負担を軽くする目的で、今年の祭りから2日間に分けて開催することを決めた。

 今年は5月20日の金曜に神輿渡御(みこしとぎょ)と小学生による母衣武者(ほろむしゃ)行列や花山車のライトアップ、同21日の土曜は神事の後、花山車の巡行とかっちゃを繰り広げる。19日は伏木神社で宵祭(よいまつり)の神事を行う。

 今年の当番町「石坂町」の岩坂祐司令和4年度総々代(60)は「万全のコロナ対策をとり、事故やけがなく祭りを終えたい」と話した。

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