道路の一部をふさいだ土砂崩れ=1日午前5時20分、金沢市東長江町

  ●16世帯35人避難

 1日午前2時13分ごろ、金沢市東長江町で、高田団地の法面(のりめん)が高さ約40メートル、幅約20メートルにわたって崩落した。一部が金沢外環状道路山側幹線(山側環状)に流出した。けが人はいなかった。市は周辺の20世帯に避難指示を出し、午前11時現在、16世帯35人が夕日寺公民館に避難している。山側環状が一部通行止めとなり、私立高入試で一部の学校が試験時間を遅らせた。各校によると約30人が試験時間に間に合わなかった。

 午前2時ごろ、付近住民が「家の前の斜面が崩れている」と110番通報した。団地内の市道がえぐり取られるように崩落しており、市は市道の一部を通行止めとし、1日中に被害拡大を防ぐブルーシートや土のうを設置する。

 市によると、崩落の影響で電柱が倒れ、約860世帯が午前2時すぎから3時間半にわたって停電した。高田、東長江両団地に水を供給するパイプが損傷し、206世帯が断水。市が給水車2台を出して対応しており、2日午前までに仮設の配水管を設置する。

 市は夕日寺公民館に避難所を開設した。市職員が避難所に水や食料などの救援物資を運び込んだ。

 土砂が山側環状に流れ込んだ影響で、1日午前4時57分から白山方面へ向かう東長江インターチェンジ(IC)-鈴見交差点間が通行止めとなった。1日に実施された私立高入試と重なり、国道359号や周辺の道路が混雑した。

 崩落現場は、東金沢駅から南東に約2キロの山沿いにある住宅街。崩落の前に現場周辺でまとまった雨などは確認されておらず、市が原因を調べている。

【空撮動画 金沢でのり面崩落】

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