世界一重い大根として知られる桜島大根の出来栄えを競う「世界一桜島大根コンテスト」が29日、鹿児島市の桜島で開かれた。重さを競う重量部門では、同市の農業脇益徳さん(87)の大根が30・45キロで優勝。ギネス記録の31・1キロにはわずかに及ばなかった。
脇さんは「60年ほど作っているが、30キロ台は初めて。また挑戦したい」と語った。コンテストには約40の個人や団体が出品。会場には巨大な大根がずらりと並び、審査員は棒で大根をたたいて実の詰まり方を確認した。
コンテストは、実行委員会が01年から毎年開催。重量部門の他、形や色の美しさを競う総合部門などがある。
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