石川県などで構成する県医療調整本部会議は28日までに、県内事例を基に作成した新型コロナ患者の治療指針について、患者を受け入れる県内28医療機関に文書で通知し、県ホームページに掲載した。都道府県単位で治療の指針をまとめた例は全国初とみられ、感染第6波以降の対応に役立ててもらう。

 指針では、多くの病院が感染者の病状急変を経験し、重症化の見極めに苦労しているとして「呼吸状態など複数指標を基に重症化を予測し、適宜治療内容を修正する」とした。

 炎症を抑えるステロイド薬「デキサメタゾン」は酸素吸入が必要な「中等症Ⅱ」以降の使用が望ましいとした上で、呼吸困難などがある場合は早期投与を認めた。「急性腎障害が起きることがある」とされる抗ウイルス薬「レムデシビル」は「通常5日間の短期投与であり、治療の有益性がリスクを上回る」とした。

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