富山県は27日、県内の10歳未満から90歳以上の男女277人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内で一日の新規感染者数が200人を超えたのは初めて。26日の170人を大きく上回り、2日連続で過去最多を更新した。県は3件、富山市は2件のクラスター(感染者集団)が確認されたと公表。県内で一日5件のクラスター確認も過去最多となった。

 富山県は県東部の児童福祉施設や学校で、7~35人の感染が判明し、73~75例目のクラスターに認定。富山市では高齢者入居施設で13人、学生寮で6人の感染が確認され、41、42例目のクラスターとした。

 県のクラスター73例目は県東部の児童福祉施設で、職員7人の感染が確認された。7人の居住地はいずれも黒部市で、30~40代の男女。感染者以外の職員7人と、子ども29人は陰性だった。施設は休園している。

 74例目となる県東部の学校では、複数のクラスの教職員5人、生徒30人が感染。生徒は朝日町の10歳未満と10代男女、教職員は黒部、朝日、入善の30~60代の男女。感染の恐れのある162人を検査し、95人の結果が分かっていない。学校は休校となっている。

 75例目は県東部の学校で、立山町の10歳未満と10代男女19人、職員の富山市の30代男性1人の計20人の感染が確認された。感染者が出たクラスを学級閉鎖としている。検査の対象は49人で、生徒9人の検査結果がまだ出ていない。

 富山市が発表したクラスターでは、感染者がいずれも軽症か無症状。高齢者入居施設で24日に40代の介護士女性の感染が判明し、入居者全36人と残る職員12人を検査したところ、入居者9人と職員3人が陽性となった。学生寮では19日に寮生の20代男性の感染が判明、残る寮生23人を検査し、新たに5人の感染が分かった。県警察学校の寮とみられる。

 27日発表の新規感染者の内訳は10歳未満が53人、10代48人、20代62人、30代41人、40代33人、50代15人、60代8人、70代11人、80代1人、90歳以上5人。30代以下が196人と70・7%を占めた。全員が軽症か無症状だった。

 市町村別では富山市が131人と最も多く、高岡市35人、朝日町29人、黒部市22人、立山町19人、射水市13人、南砺市12人、氷見市5人、小矢部市4人、滑川市3人で、魚津、上市、入善の3市町が各1人、金沢市が1人だった。

 県内の感染者は累計6209人。入院中147人、宿泊療養中248人、自宅療養が395人、入院調整中が246人。重症者は1人となっている。

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