富山県は26日、県内で10歳未満から90代の男女170人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者数は昨年8月19日の147人を上回り、過去最多。100人を上回るのは3日連続で、富山市では高齢者入居施設の8人、氷見市では事業所の10人の陽性が確認され、それぞれクラスター(感染者集団)に認定された。すでに公表されていた入院患者1人が体調の悪化で重症となった。

 クラスターの起きた富山市の高齢者入居施設では24日に40代の看護師女性の陽性が判明。施設は同日中に入居者全39人、残る職員全29人を検査し、26日に入居する80、90代の7人の感染が分かり、全員軽症となっている。職員は全員陰性だった。25日に9人のクラスターが認定された同系列の高齢者入居施設では、新たに3人が陽性となった。

 氷見市の事業所で発生したクラスターは全て従業員。感染者を除く残りの従業員12人は陰性で、1人の検査結果が分かっていない。県によると、この事業所ではマスク着用が徹底されておらず、換気も不十分。複数の従業員が症状を自覚しながら勤務していた。

 新規感染者は富山市が100人と群を抜き、立山町16人、高岡市15人、射水市9人、黒部市6人、氷見市、朝日町各5人、魚津市、滑川市各4人、砺波市3人、入善町、上市町、舟橋村各1人。年代別では20代と40代が各29人、10歳未満と10代が各28人と全体の半数以上を占めた。中等症1人、軽症155人、無症状14人で、県は感染力の強いオミクロン株が大半を占めているとみている。県内の感染者は累計5932人。

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