送検される舟田容疑者=25日、富山中央署

 富山市が発注したつり橋の設計業務を巡り、官製談合防止法違反容疑で市建設部長舟田安浩容疑者(58)=同市五艘=が逮捕された事件で、舟田容疑者が業者側に漏えいしたとされる情報に、業者を選定する「プロポーザル」の審査委員の顔触れが含まれていることが26日、捜査関係者への取材で分かった。県警は、業者側が他のメンバーにも接触を試みた可能性もあるとみて、漏えい情報の詳細や経緯を詳しく調べている。

 市によると、審査委員は舟田容疑者を含む市職員ら6人。市は公平性の観点からメンバーを公表していない。

  ●逮捕の業者接触試みた可能性?

 舟田容疑者は、デザイン会社「ジイケイ設計」(東京)の社員西元咲子容疑者(43)=東京都品川区旗の台=と、建設コンサルタント会社「パシフィックコンサルタンツ」の社員西上律治容疑者(54)=同文京区千石=に、プロポーザルに関する情報が書かれた資料を渡したり、審査で有利になるよう助言したりしたとして、24日に逮捕された。

 西元、西上の両容疑者は同日、資料を受け取ったなどとして、公競売入札妨害容疑で逮捕された。

 2社でつくる共同企業体(JV)はつり橋「呉羽丘陵フットパス橋梁」の設計業務を約6千万円で受注した。

 捜査関係者によると、舟田容疑者は黙秘している。

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