●最多354人感染、まん延防止適用

 石川県は25日、新型コロナウイルス対応のまん延防止等重点措置の適用を受け、対策本部会議を開いた。濃厚接触者について、無症状であれば検査せず、10日間の自宅待機とすることを決めた。感染者が急増し、調査を行う保健所の業務が逼迫(ひっぱく)しているため。発熱などの症状が現れた人には、早急に検査を実施し、治療を施す。

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 政府は25日、新型コロナ対策本部で、石川を含む18道府県に対し、重点措置適用を決めた。期間は27日から2月20日まで。

 石川県内の1~25日の感染者は計2218人に上り、過去最多だった第5波の昨年8月の2147人を上回った。谷本正憲知事は「感染急増で、保健所の疫学調査や検査に遅れが生じている」と指摘した。

 従来は濃厚接触者に認定されると、保健所が手配した医療機関で検査を受けていた。陽性時は医師の判断で入院したり、ホテルや自宅で療養したりしていた。谷本知事は「保健所は24時間で対応しており、症状が現れたら遠慮せずに連絡してほしい」と呼び掛けた。

 石川県は25日、354人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。一日の公表数では過去最多で300人を超えるのは初めて。検査数は725件で、陽性率は48・8%となった。重症者は確認されず、感染者の累計は1万267人。

 クラスター(感染者集団)関係では園児が通う福祉施設5件、高齢者福祉施設1件で計72人が新たに陽性となった。

  ●9割が軽症・無症状

 新規感染354人のうち219人の感染経路が把握できておらず、軽症・無症状が329人と92・9%を占めた。中等症は5人、調査中が20人だった。年代別では10歳未満が86人と最多。30歳以下は251人と全体の70・9%だった。療養者は231人増の1872人になった。

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