富山県は25日、県内で10歳未満から90代以上の男女100人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。富山市では小学校7人、高齢者入居施設9人の感染が確認され、市はクラスター(感染者集団)が発生したとの認識を示した。

 富山市の学校では19日に10代児童1人の感染が判明し、同じクラスの児童計37人を検査したところ、25日公表の3人を含む6人の感染が新たに分かった。ほかの児童と教諭4人は陰性だった。クラスは20日から学級閉鎖の措置が取られた。市は別のクラスの児童も調べている。

 高齢者の入居施設では21日に90代以上の女性入居者が発熱し、感染が判明。市は入居者27人と職員23人を調査中で、これまでに25日公表の4人を含め80代、90歳以上の男女7人と職員2人の感染が分かった。重症者はいないという。施設は共有スペースがあり、介護職員が入居者の生活をサポートしていた。

 新規感染者は富山市が42人と最多で、黒部市18人、高岡市10人、射水市8人、立山町7人、朝日町5人、上市町4人、南砺市3人、砺波市2人。1人は長野県から県内を訪れていた。年代別では10歳未満と10代が19人ずつ、40代が13人、20代が12人で、60歳以上も19人いた。92人が軽症、8人は無症状だった。

 49人は感染者の濃厚接触者で、クラスターが発生した富山市の学校で2人、県西部の学生寮と県東部の児童福祉施設で各1人の感染が新たに確認された。過半数の51人は感染経路が分かっていない。

 県内の感染者は累計5762人。入院126人、入院調整中67人、宿泊療養施設入所235人、自宅療養中236人となっている。重症者はいない。

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