北海道白老町で2013年、乗客13人が重軽傷を負ったマイクロバス横転事故を巡り、自動車運転過失傷害罪に問われ、無罪が確定した運転手の高橋雅彦さん(62)が「違法な起訴で精神的苦痛を受けた」として、国に約760万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、札幌地裁は25日、国に計約430万円の支払いを命じた。

 谷口哲也裁判長は判決理由で、事故原因の可能性がある車体部品の破損について「検察官は利害関係を有しない専門家からも意見を聴取すべきだった」と指摘。「事故原因が高橋さんの過失によるという合理的な嫌疑はなかったと言わざるを得ない」とし「起訴は違法だった」と述べた。

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