「能登ふぐ」の魅力発信へ考案された新商品=七尾市の道の駅「能登食祭市場」

 能登沖でとれるフグ「能登ふぐ」を使った新商品の発表会が23日、七尾市の道の駅「能登食祭市場」で開かれた。新型コロナウイルス感染で需要が減った能登ふぐの消費拡大につなげようと、初めて企画された。地元飲食店や加工業者が、知恵を絞り、土産用として考案したカレーや昆布締め、冷凍の唐揚げを紹介し、能登が誇る「海の幸」の魅力を伝えた。

 会場では、各事業所が新商品13品のPR合戦を繰り広げた。魚春水産(七尾市)が開発した「能登ふぐあぶり」は、スタッフが「火であぶったフグの身を急速冷凍することで、みずみずしさを保っている」と自信満々に売り込んだ。懐石料理のコースや治部煮などフグ料理5品を紹介する写真パネルも展示され、市場は活気づいた。

 観光振興に取り組む「ななお・なかのとDMO」と「能登の國観光資源磨き上げプロジェクト」が主催した。観光庁の「地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業」の採択を受けており、能登ふぐ事業協同組合(七尾市)に加盟する14業者が出品した。

 組合によると、コロナ禍による飲食店や宿泊施設の休業で、フグの消費量はコロナ前の半分程度に減少している。杉原省理事長は「初めての発表会にしてはよくできたと思う。能登ふぐを多くの人に知ってもらうため、これからもいろいろな企画を練っていきたい」と意欲を示した。

  ●天然「輪島ふぐ」ブランド化推進

 輪島市では輪島で水揚げされる天然フグを「輪島ふぐ」としてブランド化を図っており、市内の飲食店や宿泊施設で3千円の手頃なコース料理を提供しているほか、土産用の加工品をそろえている店も多い。

 プロモーション活動で、これまでに首都圏や関西の飲食チェーンで商品提供されたほか、市と包括連携協定を結ぶ金沢学院大健康栄養学科の学生らがメニュー開発に取り組んだ。

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