●重症者ゼロは継続 専門家「心配しすぎることない」

 石川県は20日、新型コロナウイルスに感染していた1人の死亡と、180人の感染を発表した。1日の新規感染者数としては19日の176人を上回り、2日連続で過去最多を更新。いずれも軽症か無症状で、30代以下が136人と75・5%を占めた。県新型コロナ対策本部会議のアドバイザー市村宏金大特任教授は、感染者数について「オミクロン株は感染力が強いが、病原性は低い。重症者は増えておらず、心配しすぎることはない」と述べた。

 市村氏は、病院職員や教員らが濃厚接触者になり、欠勤するケースが増えてしまうと、社会機能の維持が難しくなるとし、「流行している地域との交流を控えるなど、今後1、2週間は感染者を増やさない努力が必要だろう」と指摘した。

 県は20日、実際に運用する病床を、深刻度が5段階中、上から3番目となるフェーズ3の306床に引き上げた。

 新規感染者180人のうち経路不明者は過去最多の138人で、濃厚接触者・接触者は40人。クラスター(感染者集団)関係では、星稜高、金沢市大徳小で各1人確認された。14市町で感染が確認され、金沢市が最多の103人、小松市19人、白山市16人、能美市13人と続いた。

 18人が治療・療養を終え、自宅療養は27人増の288人、入院・宿泊療養予定者は113人増の361人。県内の死者は140人、感染確認は9002人となった。重症者は昨年10月30日以来ゼロが続く。

 ●オミクロン率97%

 石川県が1~19日に確認された感染者773人の中から35人を遺伝子解析したところ、97・1%となる34人がオミクロン株だった。当初は全感染者の検体を遺伝子検査していたが、国の通知に基づき現在は抽出検査に変更している。

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