書写に取り組む児童を見守る松田投手=野々市市富陽小

校内に設けられた松田投手を祝福するコーナー

  ●歓声「自慢の先生だ」

 大リーグ・ドジャースとマイナー契約を結んだBCリーグ・茨城アストロプラネッツの松田康甫(こうすけ)投手(23)=白山市石立町、金沢高野球部OB=が19日、非常勤講師を務める野々市市富陽小で、契約発表後初めてとなる授業に臨んだ。校内には「松田先生」の海外移籍を祝福するコーナーも設けられ、児童らは「自慢の先生だ」「メジャーリーガーになる夢をかなえて」とエールを送った。

  ●本紙紙面も掲示 

 祝福コーナーは、玄関付近と職員室前の2カ所に設けられた。ドジャースとの契約を報じた北國新聞朝刊の紙面を掲示したほか、野球や大リーグに関する本を並べた。ドジャースの本拠地ロサンゼルスの場所やチームに過去在籍した日本人選手も紹介。18日に教職員が手作りした。

 社会科の教員免許を持つ松田投手は、オフシーズンとなる昨年9月に3学期終了までの契約で着任し、2~6年生に週4日、書写と図工を教えている。

 契約発表後初めてとなる授業は、6年3組の書写だった。教室に入ると、児童から「おー、スーツや」と歓声が上がり、「おめでとうございます」と祝福の声が広がった。普段はジャージー姿が多いという松田投手は、いつもと違う雰囲気に少し照れくさそうにしながら、授業を進めた。

 この日テーマとした文字は「感謝」。松田投手は「自分もいろいろな人のおかげで契約を勝ち取れた。皆さんも感謝の思いを持って書いて下さい」と語りかけた。

 授業を受けた淵田亮多君は「教えてくれた先生がメジャーリーガーになったらすごい。最後まであきらめないでほしい。自分も夢を持ちたい」と興奮気味に話した。

  ●「必ず成功したい」

 授業終了後、報道陣の取材に答えた松田投手は、児童の思いに応えるように「世界最速の170キロの球を投げ、向こうで必ず成功したい」とメジャー昇格へ意気込んだ。

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